今回はプロセカにおけるノーツの開始位置について解説します!
ノーツ開始位置は、他の音ゲーでは「レーンカバー」や「サドプラ」という名前で親しまれている機能ですね。サドプラはなくても問題なく音ゲーを楽しむことができますが、もしかしたらこれを設定することによって画期的に音ゲーが上達するかもしれませんよ!
この設定項目は中級者から上級者向けの機能になっています。初心者の方はとりあえず0のままプレイしても問題ないです。プロセカにしばらく慣れてノーツ速度がある程度定まってくる、エキスパートの24くらいが叩けるようになってから調整するといいと思います!
今回の動画の内容については動画としてもまとめています!動画の方が見やすいという方はぜひこちらもあわせてご覧ください!
ノーツ開始位置とは
ノーツ開始位置とは、その名の通りノーツが出てくる位置を調整する機能になります。
もともとはプレイヤーが画面上部に本やカードなどを置いたりして、物理的に画面上部を隠すことで実質的なノーツ開始位置の変更をしていました。これをプロセカ内の機能として実装した形です。
ゲームによってレーンカバー、サドプラ(SUDDEN+)、ウォールなどのいろいろな呼ばれ方がありますが、おおよそ同じ機能になります。
ノーツ開始位置の変更方法
- ホーム画面の3本線から「オプション」(設定画面)を開く
- 「ライブ」項目の「ノーツ設定」の右側(イラストの下)にある「プレビューで詳細設定」を開く
- 「ノーツの開始位置」の項目をお好みの設定にする。
現状「プレビューで詳細設定」を開かないと変更ができません。少しわかりづらい場所にあるのでお気を付けください!
ノーツ開始位置のメリット
ここからはノーツ速度を上げるメリットについて解説していきます。ざっくりとメリットを並べると、
- 目に入る情報を減らす
- 目線を下げることで、
- 判定線を見ながら叩ける
- エイムが合いやすくなる
- ノーツ間隔が近くなり、認識難が叩きやすくなる
- ノーツが大きく見える
といった利点があります。ぜひどんな利点があるのかをしっかり理解して、実際にノーツ開始位置を調整してい見てください!きっと世界が変わるはずですよ!
目に入る情報を減らす
まだノーツ速度を定めていない初心者さんに多いことだと思うのですが、ノーツ速度が遅いと上の方に認識する必要のないノーツが表示されていることがありませんか?認識不要なノーツが表示されていると頭で処理しないといけないノーツが増えるため、譜面の認識の邪魔になります。なので、邪魔なノーツを見えなくするためにノーツ開始位置を下げることが多いです。
というのが一般的によく見る説明だと思うのですが、勘の鋭い人はここであることに気が付くかもしれません。というのもノーツの表示数を減らす方法として、「ノーツ速度を上げる」という手段がありますよね。ということで、この問題点はノーツ速度で解決できるため、実はノーツ数を減らすというのは実はあまりプロセカでは使われません。
これが必要になるのは、beatmaniaシリーズのような縦に長い音ゲー、またはガルパのような手前に来るほど加速する音ゲーが多いようです。
目線を下げる
判定線を見ながら叩ける
有名な音ゲーのコツとして「目線を上げる」というものがあるため、普段皆さんは目線を上げていて判定線は視野に入っていないと思います。しかし、ノーツ開始位置を下げることによって目線が下がり、判定線を視野に収めることができます。
当たり前の話ですが、プロセカはノーツと判定線が一致したときに叩くゲームです。なので、判定線を見れた方がタイミングを計りやすいのでは?と考えたことがある人は多いのではないでしょうか。
実際これは半分正解で、判定線を見ながら叩くことによって精度が取りやすくなることがあります。逆に精度が取りづらくなる場合もありますが、それについてはデメリットの部分で紹介することにします。
例えば太鼓の達人では判定の部分をガン見する人も多いですし、そういったプレイに慣れている人にとっては目押しがしやすくなるかもしれません。
エイムが合いやすくなる
判定線に目線が近くなるため、エイムを合わせやすくなります。指を視野に入れれば実際に叩く位置を確認できるため、エイムが合いやすくなるのは当然ですね。特にプロセカのような奥行きがある音ゲーでは、ノーツが現れる位置と実際に叩く位置に隔離があるためこの効果が大きくなります。
ノーツが現れる位置と実際に叩く位置が近くなることによって、実質的に奥行きを減らす効果があるということですね。
ノーツ間隔を近づける
プロセカではあまり聞かない言葉ですが、ノーツの認識方式として横認識と縦認識というものがあります。横認識が降ってきたノーツを振ってきた順番に認識する(横に並んだノーツを1つの塊として認識する)のに対して、縦認識では縦に並んだノーツを1つの塊として認識します。(縦認識、横認識の定義については諸説があります。)
ノーツの間隔が近くなることによって上下のノーツが近くなるため、上下のノーツをひと固まりとして認識する方法(縦認識)がしやすくなります。これが役に立つのが、プロセカに数多くある認識難譜面ですね。こういった場合には手前と奥のノーツをセットで認識した方が得なため、ノーツ開始位置を下げてノーツ間隔を狭めることが役に立ったりします。
左右の手のどちらでも叩けるノーツ(大ノーツ)は左右のどちらで叩くか迷うことがありますが、奥のノーツの位置によっては大ノーツは推奨運指があったりします。例えば奥のノーツが左に寄っていたら手前の大ノーツは右で叩いた方がいいですよね。
ノーツが大きく見える
プロセカはご存知の通り、奥行きのあるゲームです。そして当たり前の話ですが、奥行きがあるということは奥のノーツほど小さく、近づいてくるほどノーツは大きくなりますよね。そのため、ノーツ開始位置を下げて手前にノーツを表示することによってノーツが大きく見えます。
これが役に立つのが隣接ノーツですね。プロセカの特性上、隣接しているノーツと認識難の大ノーツの見分けが付きづらいです。しかし、ノーツ開始位置を下げることによって隣接ノーツが大きくなり、かなり視認性が上がります。
特に画面の小さいスマホでは、隣接ノーツの視認性がかなり悪いです。スマホ勢の方は一度試してみてはいかがでしょうか。
ノーツ開始位置のデメリット
続いてノーツ開始位置のデメリットをご紹介します。実は結構致命的なデメリットもあるので、ノーツ開始位置を下げる場合はそのデメリットをしっかりと理解しておく必要があります。具体的には
- フリックを認識しづらくなる
- 見かけの判定幅が狭くなる
- ノーツ間隔が狭くなる
この3つが大きいと思います。特に1番目のフリックの認識はかなり困るので、しっかりと理解していってくださいね。
フリックが認識しづらい
フリックのマークはノーツの上にありますよね。そのため、ノーツ開始位置を下げるとその分フリックのマークも一緒に隠れることになります。特に、金タップと金フリックのデザインが似ていることが大きな問題点です。この2つはフリックマークでしか見分けられないため、フリックマークが隠れている状態ではフリックをフリックと認識できません。また、赤フリックは色で見分けが付きますが、方向指定の認識が遅れるといった問題もあります。
ノーツ開始位置を5程度下げただけでは違いは感じないかもしれませんが、20など大きく下げた場合はフリックが全く認識できなくなるため、かなりつらくなるでしょう。
見かけの判定幅が狭くなる
ノーツの表示開始位置を下げる時、基本的に一緒にノーツ速度も下げるため、見かけの判定幅が下がることになります。簡単に説明すると、プロセカのperfect判定時間である80ミリ秒の移動する距離は、同じ80ミリ秒でもノーツ速度が速い方が移動距離が長くなります。そのため、ノーツ速度はある程度速い方が目押しをしやすいんですよね。そのため、一般的にはノーツ速度が速い方が精度を出しやすいのではないでしょうか。
ただし、精度に関してはメリットでも述べたように、ノーツ速度が遅いことによって判定線を認識できて精度が出やすくなることがあります。そこに関しては両方を取ることができないトレードオフな関係なので、ぜひ自分に合った設定を探してみてください。
ノーツの距離が狭くなる
ノーツの距離が狭くなると認識しづらくなることがあります。縛りプレイでよくある1速を思い浮かべてみればわかると思いますが、ノーツが重なりすぎててどれがどのリズムか分からなくなりますよね。これに関しては多少下げただけではあまり影響はないと思いますが、ノーツ開始位置を極端に下げるのは避けた方がいいと思います。
おすすめ設定
以上のことから、おおよその目安としてのおすすめ設定をご紹介します!
ノーツ開始位置の設定は、ノーツ速度との関係が非常に大きいです。ノーツ開始位置を下げたときは、一緒にノーツ速度も下げるようにしてください。
(ノーツ開始位置1つにつき、ノーツ速度0.1が目安です)
初心者さん向け設定
初心者さんは0、つまりノーツ開始位置の設定をしなくてもいいと思います。
理由としましては、得られるメリットが少ないことですね。エキスパート以下はノーツが大きいためエイムが外れることも少ないですし、認識難も少ないため縦認識するメリットもそこまでありません。なので、ハードやエキスパートを中心にプレイしている方はノーツ開始位置の設定をする必要はないと思います。
中上級者さん向け
マスターを頻繁にプレイする方にお勧めなのは5~10です。
メリットとしては、やはりエイムが合いやすくなることが最も大きいと思います。最近は1マスノーツも当たり前のように出てきますので、エイムが外れやすい方はぜひ一度ノーツ開始位置を下げてみてください。また、隣接ノーツに苦しんでいた方にとっては、隣接ノーツの視認性が上がり大変有用ではないでしょうか。スマホ勢の方はぜひ一度お試しください。
ただし、フリック方向の見づらさというデメリットも大きいため、ノーツ開始位置を10より下げることはあまりお勧めしません。特にノーツ速度が速い方はとりわけ認識しづらくなるので、あまり下げ過ぎないようにしましょう。そもそもノーツ速度が速い方が好みの方は、あまりノーツ開始位置を下げるメリットは感じられないかもしれませんね。
ただし例外があって、この設定項目のアプデが来る前からプロセカをプレイしている方は、むやみに設定を変えるよりも今まで使用していた設定でプレイした方がやりやすい場合があります。そういった場合はノーツ開始位置を下げずにプレイするのもありだと思います。
ちなみに私もアプデ前の設定に慣れきってしまったため、ノーツ開始位置は0のままプレイしています。
まとめ
今回はノーツ開始位置についてまとめていきました。
ノーツ開始位置を変えることには数多くのメリットがあるのと同時に、デメリットもしっかりと存在することが分かったかと思います。ぜひおすすめ設定なども参考にしながら実際にプレイしてみて、」自分に合った設定を探してみてください!
また、ノーツ開始位置はノーツ速度との兼ね合いも大きいです。ノーツ開始位置の設定に合わせて、ノーツ速度も見直してみてください。特に初心者さんにとってはノーツ開始位置よりもノーツ速度の方が大事な設定になります。ノーツ速度に関しても、いずれこのブログでまとめようと思うのでしばらくお待ちください。
この記事をきっかけに、より音ゲーを楽しんでいただけたら幸いです。
動画で動いているものを見ながら解説を聞いた方が分かりやすいと思うので、ぜひYouTube版の解説も見てみてくださいね!
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